過払い金、任意整理、個人再生、自己破産どれを選べばいいの?
借金問題を解決するにあたって、債務整理と聞くけど、いったいどれを選べばいいかわからないという方も少なくないと思います。
選び方を失敗すると、損をしてしまう事もあるので、ひとくくりに債務整理といっても違いをしっておく必要があります。
・過払い金
過払い金返還請求は払いすぎた利息を払い戻す手続きなので、原則としてリスクはありません。
2010年6月17日以前に借入を開始し、借金を完済もしくは最終取引から10年以内の場合は過払い金が発生しています。
借入を開始した正確な年月日を覚えていない場合も、無料で調べてくれる事務所が多いので、早めに弁護士や司法書士へ連絡する事をおすすめします。
・任意整理
任意整理の場合は、返済期間中の利息や延滞金をカットされ、元金のみ、またはそれに近い額の返済となります。
収入や借入額にもよりますが、個人再生や自己破産の相談費用相場が50万~70万と言われているので、借入が少額の場合は任意整理を選択することをおすすめします。
例えば、70万円の借金を自己破産した場合、債務は免責になっても、相談費用が約70万かかってしまうため、意味がなくなってしまいます。
・個人再生、自己破産
個人再生と自己破産の選択基準は、住宅ローンを支払いながら家を維持したいという方や、どうしても処分したくない財産があるかどうかで選択されるケースが多くなります。
家の維持や財産を処分したくない場合は個人再生を選択することになると思いますが、安定・継続した収入がない場合は、個人再生出来ませんので、その場合は自己破産の選択になります。